セネガルにもリカオンがいました
カメラトラップは、隠しカメラでの撮影のことをいい、リカオンの保護にも使われています。去年の今頃は、カメラトラップについてオンラインで勉強をしていました。その時のレクチャーのメモがこちらです。⬇️
さて、そのカメラトラップが最近セネガルでのリカオンの撮影に成功したニュースが出ていました。
西アフリカのセネガル共和国🇸🇳にある、ニョコロ・コバ国立公園に設置してあったカメラにリカオンが写ってたようです。セネガルのニョコロ・コバ国立公園てどこだろう?と思ってGoogleマップで見てみました。この赤の❌のところです。
Google先生は、この場所をニウーコロ・コバと呼んでいます。実際の発音は何が正しいかわかりませんが、綴りは、Niokolo-kobaで間違いありません。
リカオンの写真を見つけた研究者は驚いていたようですね!記事はこちら!⬇️
このカメラに映ったリカオンは、西アフリカ最後のリカオンの群れで、まだ元気でいることが確認できて研究者はとても喜んでいます!リカオンは実に神出鬼没のため、この地区にリカオンがまだいるということは、カメラトラップなくしては確認できなかったということです。
この記事の中で説明がありますが、セネガルの国立公園でも密猟は大きな問題になっています。やはり草食動物を狙って現地の人が野生動物の肉を探しているんでしょうね。。。隠しカメラも盗まれてしまうこともあるようですが、今回はリカオンを撮影した隠しカメラが無事でよかったし、何よりもリカオンが無事でよかったです。
西アフリカの方にリカオンはあまりいないということで、現在私の手元にあるリカオンの本、PAINTED WOLVES A Wild Dog's Life では、2018年のリカオンの分布の地図が掲載されており、以下のような状況になっています。
しかし、このたびめでたくセネガルでもリカオンが観察されたということで、リカオンの分布図は以下のように更新されるでしょう。
相変わらず絵心が足りませんが、いいのです、リカオンの個体数が増えれば。
また、リカオンの専門家、安家さんのお話では、アフリカにはまだリカオンの研究者が足を踏み入れていない国や地域が多くあるため、今後もリカオンの生息が確認されていくことを期待しています。
ちなみにこのカメラトラップは、PANTHERAというネコ科中心の保護団体が設置してくれているようで、PANTHERAさん、リカオンはイヌ科ですのにどうもありがとうございます。