天王寺動物園でリカオンの剥製とハイエナに会いました
日本でリカオンを見ることができる動物園は、横浜ズーラシアと富士サファリパークの2箇所だけだと思っていましたが、最近Twitterのお友達、Zooライダーさんに教えていただき、大阪の天王寺動物園にリカオンの剥製がいるということを教えていただきまして、お邪魔してまいりました。
天王寺動物園は、大阪のど真ん中にあるのですね、隣にとても綺麗な公園と、有名な通天閣があります。
現在は、感染症拡大防止のため人数制限をしており予約をしてからいくシステムです。直前でも予約ができたので助かりました。
入り口でリカオンの剥製と、ハイエナの場所を教えていただき一目散に目的の場所に向かいました。午後は早めにお部屋に戻ってしまう動物もいたので、まずはハイエナを訪れました。リカオンを好きになってから、ハイエナのこともとても好きになりました。
おー、NZABI国立公園!いいですね!ハイエナがだんだん近づいてきました。猛獣注意の看板もありました。
ついに、ハイエナ舎の前につきました!午後だったので、レイくんに会えるはず!
いました!なかなか見にくいところでゴロゴロしていました。
こっちを向いてくれた時に、上から、手を振ってみると、なんと起き上がってウロウロしてくれました!サービス精神旺盛かな?
「キャー、怖い―」という女性がいましたが、、全然怖くないやん、と心のなかで思っていました。ウロウロしてるレイくん。
すると、今度は、お腹をみせてゴロゴロしてくれたのです。
めちゃかわいい。しかもなんとカメラ目線!!カメラ嫌いって書いてあったけどアイホンのカメラならいいのかな??
場所を移動しても、レイくんはこっちを見てくれました。すごい、ドキドキする!
ずっとこっちを見てくれて、キューンときました。
こんなに見てくれるなんてうれしい、ありがとうレイくん!お名残惜しいけれど、リカオンの剥製を見にいかなくちゃだから、と思って、さようならしましたが実に後ろ髪をひかれるおもいでした。レイくん、ありがとう。
次に向かった先は、天王寺ミュージアムです。こちらにリカオンの剥製がいるとのことで、ドキドキしながら入りました。そしてみたものは、、
リカオン!おまえはどこから来た個体かな?綺麗に剥製になっていて、死んでもなお美しくてうれしいよ。ありがとう。少し高い位置の展示なので、見にくいと言えばそうなんだけど、センターポジションとってるんですよー。イエス!パノラマのお写真でご確認ください。↓
ズームしてみたよ。
ところで、ミュージアムに入ってきた家族連れの大人がリカオンをみて「ブチがいるよ」と言って、子供が、「リカオン!」って言っていました。もしや、リカオンは子供の方が知っているかもしれないと、今後のリカオンの未来は明るいと思えた瞬間でした。見知らぬ子供よ、ありがとう。
早見表があったのですが、一瞬リカオンがわかりませんでした。(ぷぷ)
また、ミュージアムには剥製の展示のほか、資料室のような展示もあり、企画展で戦時下の動物たちのことが紹介されていました。戦争をする人間の勝手さに悲しくてたまらない気持ちになりました。このハイエナたちは、猛獣のため毒殺されてしまいました。綺麗な剥製になって今も戦争の時の辛さを伝えてくれていることが、せめてもの救い?飼育員さんも涙のお別れだったに違いありません。かわいいレイくんを見たあとだったので余計にぐっとくるものがありました。。やっぱり戦争なんていいことなんてなんにもないんだな。
とても勉強になる展示でした。展示に感謝するとともに、人間は今後自然破壊や競争をやめ生産と消費を減らしていくべきだというエクストリームな意見を書いてアンケートを送信し、ブチハイエナの愛さんにカードをもらいました。
愛さんは、今は隠居生活をされているハイエナなので、私は会うことができませんでしたが、カードをもらえてとても嬉しかったです。
ハイエナを見ると、リカオンとの違いがよくわかります。それにリカオンの剥製はとてもレア。リカオンファンは天王寺動物園も要チェックです。とても有意義な時間を過ごせると思います。
天王寺動物園を訪れて、日本にリカオンがいる三番目の動物園としてぜひ紹介されるべきだと思いましたので、リカオンのいる動物園の記事を更新しました。