絶滅危惧種リカオンの応援ブログ

絶滅危惧種のリカオンに関する情報を発信し、保護活動に貢献することを夢見るブログ

リカオンについての説明や情報を発信しています。2018年から投稿を始めました。アフリカにあるリカオンの保護団体や、動物園からのリカオンに関する情報、リカオンに関する情報はなんでも投稿しています。

リカオンのための寄付&できること

以前BSプレミアムリカオンの番組が再放送されたときに、私のブログに新しい読者が登録をしてくれました。なんと、コメントまで残してくれ、リカオンに寄付したいけれど、どこにすればいいかを知りたいということでした。リカオン!よかったね、日本から応援隊がたくさん出現しましたよ。

私もこの数年間でいくつかの団体に寄付をしています。私はどの団体がいいのかの判断がつかなかったので、きちんと活動していそうで、ニュースレターやサイトの更新がされている団体を選んでいました。また、私欲が強いので寄付するだけでなく、何かを買うとその一部がリカオンの保護に使われるような仕組みを選び、寄付をしつつ、自分もリカオンのグッズを手に入れて貢献をした気持ちになっていました。

でも、やっぱり自分が寄付したお金がきちんとリカオンに使われているか心配です。国際的に有名な大きな団体になると、広告費をかなりかけられるようなところもあり、その広告を見ながら、この費用を保護に当ててほしいという気持ちにもなります。

私は、今までに割と頻繁にPainted Dog Conservation(以下、PDCと省略します)という団体に主に寄付をしていたのですが、ここは、もともとリカオンの研究者である、グレッグ・ラスムッセン博士が立ち上げた団体でした。しかし、リカオン研究家の安家叶子さんによると、団体と博士の方向性に違いがでたため、博士は独立し、Painted Dog Research Trust(以下、PDRTと省略します)を立ち上げたということです。PDCリカオンを保護しつつ利益も追求する団体、PDRTはリカオンの研究に特化した団体で、営利目的か研究目的かで方向性の違いに相違がでたようです。

そこで、安家さんにずばり、どの保護団体に寄付するのが良いかをお伺いして、その結果を報告いたします!

  • Painted Dog Research Trust
    この保護団体は、リカオンの研究者のグレッグ・ラスムッセン博士が立ち上げたもので、寄付金はリカオンの研究に使用されます。また、安家さんが見ていらっしゃるため、寄付金がどのようにしようされているかがわかり信頼できるということです。
    リカオンは人気なので、人間のお金儲けのためにリカオンが使われ、実際にリカオンのために寄付金が使われないのは困りますからね!寄付金は純粋にリカオンの研究費に充てられるはずです。

  • Japan Wildlife Conservation Society
    この団体は日本にあり、今回初めて安家さんに紹介していただき知りました。正しく紹介したいので、彼女から教えていただいた言葉を引用します。

    この団体はリカオンに限らず、絶滅危惧種を対象に様々な活動をしています。
    国際的な保全状況の情報発信、国際会議の参画、政策提言やセミナーなど行っています。

    たとえば、象牙の消費大国に日本がいますが、その規制や消費削減のために研究をしたり政策を提言したり情報を発信したりと、取り組んでいます。

    ちゃんとした仕事をしているのに、日本にはそのような寄付文化がないために多くのNGOが経営的に活動が制限されたりしているので、せっかくなら、日本円は日本国内で消費を、ということをお奨めしています。日本の団体に寄付することでその団体が活動でき、例えばGregなどの研究者と国際会議などで出会って、日本でのセミナーへ招待することなど、色々なことができる可能性があります。

    実際、一昨年はうちのNGOはサメの研究者をセミナーに招待して勉強会を開いてもらいました。サメも多くの絶滅危惧種がいる分類です。

    なんですって?リカオンの研究者のラスムッセン博士をご招待できるかもしれない可能性が?
    早々に、まずは正会員になってみました。年度途中からはいった場合でも今年度の会報誌は送ってもらえます。届くの楽しみだし、どんな風な活動が行われているのかを知るのも楽しみ。何よりも、自分がもしかしてリカオンの役に立てるかもしれないという嬉しさでいっぱいです。
    Japan Wildlife Conservation Societyのサイトのスクリーンショットなのですが、こちらで使用されているリカオンの画像は、安家さんがアフリカで撮影されたものです。⬇️

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もちろん、この2つ以外にもリカオンの保護団体はいくつも存在し、新しいものもどんどん生まれています。最近はアフリカの保護地区に建てたサファリロッジなんかもリカオン推しで、リカオンの巣穴をみせてくれたりしているとこもあります。色んなグッズを購入して、一部がリカオンの寄付に充てられる方法で貢献してもいいのかもしれません。でも、まずは上記二つを推します。

何よりも、リカオンの存在が世に知れ渡り、多くの人がリカオンに対して愛情をもって接することができるようになるのが一番の保護になると思っています。特に現地の人にお金が届くと、リカオンへの憎しみも減るはずです。(リカオンは家畜を食べてしまうということで現地の人に嫌われがちです。)人間は自分の生活が成り立っていないと、動物はもとより、人にも優しくなれない傾向にあります。

例えばお小遣いがなくて寄付が出来なくても、リカオンのことを話すだけでもいいのです。認知度をあげるだけで十分なのです。

また、普段の生活を見直すことも大事です。ちょっとした無駄遣いが「ちりつも」になるので、それを少しずつ改めるように意識をすれば、いずれは寄付に回せるお金もたまってくるでしょう。

最後に、余計な話かもしれませんが寄付は節税につながります。(外国の大きな企業はそのためにチャリティー活動したりします。)確定申告などで確か控除の対象になるかと思います。参考までに国税庁のリンクを貼っておきます。

No.1150 一定の寄附金を支払ったとき(寄附金控除)|国税庁