リカオンの保護団体|Zambian Carnivore Programme
Photo Credit: Zambian Carnivore Programme
アフリカにはリカオンの保護団体が多く存在しておりますが、このザンビアの保護団体、Zambian Carnivore Programmeのメルマガが実に面白かったので紹介したいです。
簡単に説明すると、このメルマガの内容はバオバブの群れのリカオンについてのお話が書かれています。この保護団体はザンビアでスネアと呼ばれる罠を取り除く活動に力をいれており、リカオンだけでなくさまざまな野生動物を罠から救っています。
リカオン635番は子供だった2014年に罠にかかっていたところを、ザンビアの保護団に助けられ、その後自分の群れを形成するためにルワングワ川沿いをさまよい、2019年に再びザンビアの保護地区に現れたそうなのです。今度は16頭の群れのアルファメールになっての再登場だったそうです!これは実に喜ばしいニュース!
このリカオン635番のお父さんは、昔同じように罠にかかり、保護団体に助けられたのちに、160頭の子孫を残した伝説のリカオンなのですが、そのお父さんと同じように多くの子孫を残していってもらいたいと願います。おそらく、そのお父さんリカオンはこの子かな、と勝手に想像しています。↓みて、すごい!!!
Image from Zambian Carnivore Programme
このリカオン73番は12歳まで生存んが確認できています。この73番リカオンは2006年にホットスプリングの群れの一員に生まれ、罠にかかってしまったところを助けられました。その後彼が残した子孫の数をみてください!ブラボー!エジプトののラムセス2世のよう!
バオバブの群れも、635番のお父さんも、ザンビアのこの保護団体の罠を取り除くというプログラムや努力がなければ存在しませんでした。リカオンを守るためにももし寄付に興味があれば以下から寄付してみてください。
ペイパルでお支払いが簡単にできます。
団体のウェブサイトは以下になります。ぜひクリックしてみてください。
リカオンだけでなくほかの捕食獣についても書かれているし、リカオンのかっこいいお写真も充実しています。
ところで、リカオンが番号で呼ばれているのは、この団体ではリカオンに名前を付けていないんでしょうね。名前を付けると、観察に私情や感情が影響するという風に言われているため、番号で呼ぶ学者もいる、と、ジェーン・グドールさんの本に書いてありました。名は体を表す、ということでしょうけど、、。彼女自身はその説は支持せずに、名前をつけてリカオンを観察したようです。
どのような名前でも、番号でも、リカオンが1頭でも増えて、絶滅の危機を脱することができるように、このザンビアの団体は頑張ってくれているので支援しなくてはと思っています。