ゴロンゴーザの赤ちゃんリカオン!
Photo Credit: Brett Kuxhausen Gorongoza Media
2018年の4月、ゴロンゴーザ国立公園にリカオンが再導入されました。このニュースは当時実に話題になり、リカオンが飛行機で移動される様子などもニュースになっていました。
そしてその伝説の日から1年が経ち、数ヶ月前からゴロンゴーザでのリカオンの様子が報告されていましたが、ついに、今日、そのニュースがニューヨークタイムスに掲載されました!
なんと、再導入された14頭のリカオン達には、現在子供達がたくさん生まれて、全部で50頭に数を増やしました。まずアルファメスが今年の4月に11頭の子リカオンを生み、その後、ベータメスが8頭の子リカオンを生んだことが記事になっています。
これはリカオン界では実に珍しいことですが、ゴロンゴーザには敵がまだ少なく、食料になるレイヨウ類がたくさんいることで、ベータメスの出産も歓迎されて、なんとアルファメスもせっせとベータメスの子リカオンのお世話をしているのです。
さらに、群れから別れた新しいグループが8頭の子リカオンを生んで、ゴロンゴーザはリカオンの天国みたくなっています。
敵がいないといっても、去年はアルファメスは再導入の時に妊娠していました。しかしある時、巣穴にこもったアルファメスが子供がいない状態で出てきて、群れはその場を離れました。原因はパイソン!子リカオンたちは、そのパイソンにやられてしまったようでした。今年はパイソンがいないエリアで無事に出産がおわり子育てをし、どんどん仲間を増やしています。
9月になったらカラハリから新しいリカオンが22頭、ゴロンゴーザ国立公園に再導入される予定です。今後の展開が楽しみです。
ニューヨークタイムスの記事、リカオンのお写真や動画が掲載されていますので、是非みてみてください。アルファ達とその他のリカオンのホルモンについても書かれていますがこれはよく読んで、別の時に記事を書こうと思います。