ゴロンゴーザのリカオン
ナショナルジオグラフィックでゴロンゴーザの自然が素晴らしいことを伝える記事が出ていました。5月号の紙面にも12頭のリカオンがゴロンゴーザ国立公園を背景に写っている写真が大きく取り上げられていました。(表紙はレオナラルド・ダ・ヴィンチ)
黎陽類が増えすぎたゴロンゴーザ国立公園にリカオンが再導入されたおかげで、生態系が戻りつつあると伝えていますが、もっと詳しく書かれた記事もみつけました。
この記事の下の方に、ゴロンゴーザ国立公園にリカオンがもたらした影響について書かれています。こちらが、草食動物のグラフです。
ゴロンゴーザ国立公園には2018年の4月にリカオンが14頭再導入されました。リカオンは順調に環境に適し、主にアンテロープを食べているそうで、たまに、ウォーターバックを沼まで追ってくるようです。現在リカオンの群れはは1日に2回狩りをし食事をして、多い時には6回もお食事をしているようです。このグラフを見てわかるように、だいぶ黎陽類が増えていますので、このバランスをとるためにリカオンが役に立っています。2019年の7月には24頭のリカオンがゴロンゴーザ国立公園に来る予定になっています。遺伝子の幅を広げるために、リカオンは数が必要になるのです。7月の再導入もどうかうまくいきますよおに。
ただ、リカオンやライオンが再導入されても、他の肉食獣も生態系を維持するには必要になるようです。また、ゴロンゴーザ国立公園がもとの姿に戻るためには、何十年もかかるかもしれないし、元どおりになるかもわかりません。しかし、この素晴らしい自然がどうか人間の勝手な土地開発などに潰されず、動物たち、リカオンたちの楽園であり続けることを祈ります。