リカオンはマラソンランナー
Happy World Wildlife Day! 本日3月3日は、世界野生生物の日!私はリカオンのことを知ってから、この、世界野生生物の日があることを知りました。
また、本日は東京マラソンが行われました。ランナーの皆様お疲れ様でした。
実は、リカオンも相当なマラソンランナーのような生き物なのです。獲物を捕らえる時の最高時速が60キロにも達し、それで獲物を追い続けて15分とか走れるって、すごいですよ!リカオンは普段から時速10キロで移動ができます。それを可能にしているのが、大きな心臓と肺。まさにマラソンランナーのような絶滅危惧種なのです。
それを証拠づけるのがこちらの記事になるのですが、去年12月16日にリカオンがある保護区から放たれました。そして、クリスマスまでの9日間で実に320キロを移動したというのですからすごいことです。
マダムチンと名付けられたリカオンと、その3代に渡る娘3頭の合計4頭で長い旅が始まりました。こちらが、マダムチンのようです↓
Photo Credit: Botswana Predator Conservation Fund
これは、マダムチンの首輪につけている機器でリカオン達の足取りを追ったものです。画像の左側のMoremi South Gateを出発して、ボツワナとジンバブエの国境をまたぎHwangeまで到達しました。
その後、1月9日には、ジンバブエのPainted Dog Conservationのカメラに3頭が無事にしているところが写っているそうで安全確認ができました。実に9日間も毎日平均して35キロ以上を移動したことになります。この報告は、PDCのサイトにも掲載されています。
さてこのマダムチンとその娘たちのその後の報告はまだ探していませんが、いい仲間と出会っているといいなあと願います。
Botsuwana Predatpr Conservation Trust: