絶滅危惧種リカオンの応援ブログ

絶滅危惧種のリカオンに関する情報を発信し、保護活動に貢献することを夢見るブログ

リカオンについての説明や情報を発信しています。2018年から投稿を始めました。アフリカにあるリカオンの保護団体や、動物園からのリカオンに関する情報、リカオンに関する情報はなんでも投稿しています。

ナミビア Naankuseのリカオン 公式メルマガ

African wild dog Naankuse

Famous Five (Photo Credit: Naankuse)

2月の中旬に、ナミビアの空港付近で悲劇は起きました。リカオンが捕らえたクドゥの肉を盗むために、人間がフェンスを越えて保護区に侵入し、リカオンを殺して横取りをしました。その後6人の殺リカオン犯は捕らえられたのですが、現在お金で保釈され、4月に法廷に出向く予定になっています。

この悲劇について、Naankuseの保護区からのメルマガに触れられていたので是非こちらのウェブ版のメルマガをご覧ください。

mailcもともとここのリカオンたちは、他の保護区で居場所をなくした子供達が保護されてきて、2年間をNaankuseで暮らし、Famous 5という名前で保護区の人気者になっていきました。また、この保護区では、悲劇が起きるまでは、動物を野生に返すプロジェクトでこのFamous 5が一番成功したものでした。せっかくこの保護区がリカオンにとって楽園になり、幸せになろうとしていたところに、ナディア、ジェイコ、デザートと名付けられた人気者の3頭が人間なんかに殺されてしまい、悲しくてたまりません。

メルマガにも、絶滅危惧種の動物を殺した人間がこんなにも簡単に自由になれるのに、その絶滅危惧種の動物が自由を手に入れるのはどれほど大変かと嘆いています。

残りの2頭、ナミブとヴェルトと名付けられたリカオンは、この数では普通に狩りができないため、改めて保護区内で、安全な場所に保護されています。ナミブとヴェルトのことは、保護区の方がなんとしても守り抜きたいと思ってくれている様子。どうか、この2頭を守ってください。

保護区のメルマガに登録していると、このように情報が届くのでとてもおススメです。もしリカオンの情報を集めている方がいたら見てみてください。

naankuse.com

私ももしなにか情報がみつかったらこのブログで報告します。

こんな悲しい事件が起きて、一体なにが保護区なんだ、という気もしますが、悪いのは人間。その人間が、どうして悪さをしなくてはいけないかがこの悲劇の原因なのです。この話を友人にしたところ、人間が暮らしに余裕がない場合は、お金のためになんでもするんだ、ということを話してくれました。例えば、動物の密猟を取り締まるボランティアをしている方が、もっとも心が折れる瞬間というのは、同じように密猟を取り締まっていた仲間が、お金でころっと寝返ってしまうことだそうです。日本にいて、衣食住がある暮らしをしていると知らないことばかりで恥ずかしくなります。

この事件についてここ数週間で投稿した記事です。(時系列で並べてます。)

lycaonblog.hatenablog.com

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