針金の罠とリカオン
アフリカでは動物の密猟が大変大きな問題になっており、リカオンもその犠牲者になっています。密漁の方法の1つに、針金を仕掛けて動物を捉えるというものがあり、保護区のレンジャーたちは、その針金を除去する活動にも力をいれています。
悲しいことに、この針金が、とてもシンプルなのに、ハマってしまったりすると体の肉に食い込み、もがいたり動いたりしていくうちに、どんどん食い込み、肉を切り裂いていきます。これで死んでしまったリカオンが多くいます。
Copyrightはこちらのサイト→ WHAT IS SNARING? - Lilongwe Wildlife Trust
首に罠の針金が食い込んでしまったリカオンを手当てしてくれている動画があります。(怪我をしているところが見えるので閲覧にはお気をつけください。)
罠にかかったリカオンについてのページがありますので、参考にしてみてください。この保護団体はリカオンの保護活動に力をいれています。(Snareは罠という意味)
このように、針金の罠がリカオンを殺しており、それを現地のレンジャーが一生懸命撤去しようと努力をしてくれています。あつまった針金がてんこ盛りになっています。
Copyright: Peter Chadwick
この撤去した罠の針金で、地元の人がアートを作って売って、動物の保護活動の資金にしています。この珍しいアートを、アメリカでリカオンマラソンに参加してくれた友人が、お土産に買ってきてくれました!それがこちらのリカオンの置物です。ストレッチをしているリカオンがものすごくうまく表現されています!
これ、写真で2Dになると素晴らしさが激減してしまうのですが、すごーく凝った作りで、初めてみた時に、感動してしまいました。前からみたところです。リカオンの特徴的な耳もうまく表現できてるし、ちゃんと顔がある!!!↓
別アングルからも写真をとりました。
写真だけだと素晴らしさが全然伝わらないのがもどかしい!でも、このように、罠に使われた針金で、アートを作って資金源にしているのは素晴らしくて、わたしも、現地の人も、リカオンも嬉しくなって、こういう関わる人を幸せにしてくれる活動は本当に尊いものですね。早く、罠を仕掛ける人間がいなくなることを祈るばかりです。