絶滅危惧種リカオンの応援ブログ

絶滅危惧種のリカオンに関する情報を発信し、保護活動に貢献することを夢見るブログ

リカオンについての説明や情報を発信しています。2018年から投稿を始めました。アフリカにあるリカオンの保護団体や、動物園からのリカオンに関する情報、リカオンに関する情報はなんでも投稿しています。

リカオンの幼獣

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Photo Credit: Painted Wolf Foundation Mr. Nicholas Dyer 

アフリカでは、どうやらリカオンの出産が終わり、かわいいリカオンの幼獣が巣穴から出てきている時期のようです。SNSでいろんなかわいい赤ちゃんリカオンの投稿を見かけます。今日はこんなかわいいリカオンの親子の投稿をみつけました。この投稿は、七年も前に世の中に出回っており、この動画に映っている母親リカオンは、現在、6回目の出産を終え子育てをしているところです。ボツワナのApoka Packと呼ばれている群れです。

リカオンは、生まれたばかりの時は、巣穴から出てきません。お母さんリカオンのもとで、3〜5週間ほど巣穴で暮らします。お父さんリカオンもその時期は巣穴に入ることができず、狩りをしてきた食事をお母さんリカオンに運びます。仲間と狩りに行き食事を運び巣穴を守り、子供達の成長を待ちます。 そのあいだ、巣穴では、お母さんリカオンは授乳をするときは、床に寝そべっています。リカオンの幼獣は、生まれた時は目も見えないし、歯も生えていません。

リカオンはハイエナとよく間違えられますが、生まれた時からリカオンとハイエナ全然違います。ハイエナの幼獣は生まれた時から目も見えるし、小さな歯がすでに生えています。

遅くとも5週間もすると、お母さんリカオンが、巣穴を少し掘り起こし、子供達を外にだします。そこでようやく、リカオンの幼獣は母親以外のリカオンの仲間たちと初めて会うのです。まずは、お父さんにご挨拶をします。そして、仲間とご挨拶をします。この様子は、ナショジオのサベージキングダムのセグメントでも紹介されていますので、ここにをリンクします。記事の中にすぐ動画があるのでぜひご覧ください。

www.nationalgeographic.org

リカオンの幼獣が巣穴から出てくると、お母さんリカオンは、立ったままお乳をあげるようになります。最初の動画でも、立ったままの授乳です。

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Photo Credit: Instagram @magiclife_geo さま

そして、このころになると、お乳のほかに、子供達は仲間が狩りから帰って、吐き戻してくれる肉を食べるようになります。リカオンの場合は、食事はまず、誰よりも幼獣が最優先されます。もちろん、群れを率いるお母さん、お父さんリカオンよりも優先順位が上です。

リカオンの子供達は早く大きくなって、早く仲間と一緒に狩りができるようにならなくてはなりません。それまでは、仲間で全力をつくし、リカオンの子供達を育てます。ここで培った仲間との絆は永遠です。

リカオンの幼獣は実に尊い生き物です。

BBCで放映されたSerengetiという番組でもどうやらリカオンの幼獣が視聴者の心を掴んだみたい。これは無理もない、、かわいすぎるよ!!