絶滅危惧種リカオンの応援ブログ

絶滅危惧種のリカオンに関する情報を発信し、保護活動に貢献することを夢見るブログ

リカオンについての説明や情報を発信しています。2018年から投稿を始めました。アフリカにあるリカオンの保護団体や、動物園からのリカオンに関する情報、リカオンに関する情報はなんでも投稿しています。

リカオンと狂犬病

リカオンは、群れで行動する動物のため、1頭が狂犬病にかかってしまうと、たちまち群れ全体に広がって、群れが全滅してしまいます。過去にも多くの狂犬病で群れが全滅した例があり、最近でも群れが全滅したレポートなどを聞きます。過去に、狂犬病にかかったリカオンの動画を見たことがありました。(その動画がもし見つけることができれば投稿を更新して紹介します。)

日本では狂犬病はほとんど聞かない病気となりましたが、世界ではリカオンだけでなく、人間にとっても致死に至る病気として恐れられています。

最近その狂犬病に関してのニュースがいくつか出ていたので紹介します。

まず、一つが、狂犬病のワクチンの研究と予防接種を2024年までに促進すること。

bestmarketherald.com

この記事の中には2024年という具体的な年号が出てきませんが、市場が大きくなっているためタイトルからして、2024年を目標として狂犬病のワクチンの研究を進めているようです。サノフィなどの大きな製薬会社なども狂犬病のワクチンの研究を進めています。このような研究が進むことにより、家犬からリカオンへの狂犬病の伝染が今後少しでも減るといいと願います。

もう一つが、狂犬病のワクチンを保存するケース、ジーポットの話。

www.theeastafrican.co.ke

ジーポットは、暑いアフリカでも、狂犬病のワクチンを比較的低温で保存できることと、粘土と砂などで作られていて非常に安価で作れるため、今後の活躍が期待されています。狂犬病のワクチンは、2度から8度の低温でもっとも効果を発揮するようですが、アフリカには冷蔵庫が充実していないようです。そのため、ジーポットのように安価に作れる持ち運びができる保冷の入れ物がとても役に立つようです。このように狂犬病は日本では絶滅し珍しい病気になりましたが、アフリカやアジアではまだまだ深刻な病気で、致死に至る病気。予防をするしかありません。

また、以下は、狂犬病リカオンの研究文献。70ページくらいあるし、英語だし、専門用語がたくさんすぎて難しすぎて読み進めることができません。

最初の方をみただけですが、例えばリカオンは保護地区を囲んでいるフェンスから狂犬病がうつってしまうこともあるようです。狂犬病をもっている家犬が舐めたフェンスをリカオンが舐めたrうつるかんじでしょうか?狂犬病にかかってしまったリカオンの海馬の写真などもでています。

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この難しい文献がすらすらと読めるようになったら科学者になれるでしょう。

このように狂犬病の予防、対策は研究を続けられています。ありがたいことです。アフリカにもし旅行にいくなら、狂犬病の予防注射を2回打たなくてはならないよ、と言われました。リカオンにも予防注射をして、今後少しでも狂犬病にかかって命を落とすリカオンや人間が減ることを祈る日々です。