リカオンの再導入について
以前、リカオンがいなくなったらどうなるか、という記事を書きました。生態系が崩れる結果になる、という内容です。
この記事のなかで、捕食獣の再導入について触れていますが、ほんじつ、リカオンの再導入が必ずしも良い結果になっていないのでは、という記事をみつけました。それがこちらの記事になります。
この記事の中では、イエローストーン国立公園に狼が再導入され良い結果をもたらしたが、肉食動物の再導入は必ずしも良い結果を表すものではない、ということで、リカオンのケニアでの再導入に関しての記述があります。
リカオンが再導入された場所では、獲物の数が減り、植物が増えたが、リカオンの再導入がなかった場所でも同じことが起きた、という結果を指摘し、捕食獣の再導入が生態系に良い影響を与える、という短絡的な考えでなく、もっと深く掘り下げる必要がある、ということを言っています。
この記事の言うことも最もだと思いますし、再導入で生態系が良くなったということも最もだと思います。地域や研究によって結果が違うのも最もだし、人々の主張は様々です。
リカオンについてのブログですが、哲学的なまとめになりました。