リカオン対ゾウ
サファリでリカオンが、ゾウと向かい合っているところが少し前にカナダのニュースに出ていました。
リカオンは、捕食獣としては小柄といってもいいでしょう。ライオンや、ヒョウ、ハイエナと比べても小さくて、体重は約25キロほどしかありません。それなのに、リカオンは自分よりもかなり大きな動物に対して、あまり恐れることがないようです。
これは、私が使っているカレンダーの今月の写真ですが、リカオンとゾウの写真です。(写真は、Nick Dyerさまに著作権があります。)
むしろ好奇心旺盛で、大きなゾウに対して積極的に近づいている感じです。リカオンとは逆に、チーターは、自分よりも小さいサイズの獲物しか追わないということを聞いたことがあります。
リカオンは小柄なのに、実はこんな大きなゾウに疎まれているという人間の見解。なぜならば、リカオンはゾウの子供にちょっかいをだすからです。実際、リカオンの群れの合計体重とゾウ一頭では、ゾウ一頭のほうがよほど重たい。リカオンの平均体重はだいたい25キロくらいですが、ゾウは平均8500キロ。それでもリカオンはかなり平気な感じでゾウに対して近づいていくので、ゾウもイライラするかんじにみえます。
似たようなリカオンvsゾウの記事が、数年前のナショジオにも出ていました。
リカオンはゾウにうざったいと思われているかもですが、リカオンは、ゾウのフンなどが大好きなようで、排泄したてのフンにゴロゴロとすりよったりもします。リカオンもゾウも、野生で近づいたり、避けられたりしつつ、人間なんかに邪魔されずに元気に暮らして欲しいと思います。