絶滅危惧種リカオンの応援ブログ

絶滅危惧種のリカオンに関する情報を発信し、保護活動に貢献することを夢見るブログ

リカオンについての説明や情報を発信しています。2018年から投稿を始めました。アフリカにあるリカオンの保護団体や、動物園からのリカオンに関する情報、リカオンに関する情報はなんでも投稿しています。

リカオンの保護団体 Endangered Wildlife Trust

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Photo Credit: Dr Antoine Marcha EWT

世の中には多くの動物保護の団体があります。リカオン絶滅危惧種なので色々な団体が保護活動をしています。本日は、私がいつもチェックをしているEndangered Wildlife Trustを紹介します。

この団体は南アフリカヨハネスブルグにあり、リカオンだけでなく他の絶滅危惧種の保護も積極的に行なっている団体です。私は以前、この団体にも寄付をしたことがあります。(月リカオンに寄付した結果について)

私がこの団体を紹介するのは、活動の報告がとてもしっかりしていたからでした。小さいところで自分が寄付したお金がリカオンを少しでも助けていると思うと信頼できるのかなと思えたからです。

11月13日には、2017年から2018年にかけての活動の報告書がウェブで公開されました。

https://www.ewt.org.za/Integrated%20Reports/EWT-Integrated-Report-2018.pdf

この報告書のカバーはリカオンです。Dr Antoine Marchaさんの撮影です。128ページにものぼるこの報告書で、リカオンについて主に書かれている章は捕食獣の26ページから32ページです。捕食獣はリカオンだけでなく、チーターの保護にも力を注いでいる団体です。

まず、南アフリカ国立公園では、狂犬病と犬ジステンパーの問題があり、現在すべてのリカオンに首輪が設置されています。また、77頭のリカオンのうち、71頭がワクチンの接種をされました。

モザンビークのゴロンゴーサ国立公園では16年間続いた内戦でリカオンをはじめ野生動物が住めない状態でしたが、今年14頭のリカオンが再導入され、3ヶ月以内に2頭のメスのリカオンが妊娠し、ゴロンゴーサのリカオンには明るい希望がみえています。

クルーガー国立公園の北部では1995年以来リカオンの個体数が減っていたのですが、シングウェジ地区に再導入されモザンビークのリムポポ国立公園にも拡大しており、血縁の問題も避けることができています。

ウォーターバーグ地区では、放し飼いのリカオンの群れがまだ1つだけ生き残っており、なんとかその群れを守る為に観光の収益を地元に還元することで、リカオンが観光の資源として成功しているようです。これは大変喜ばしいことで、地元の人の理解というものがとても大事だということがわかります。

リカオンの報告だけを要約したのですが、このようにリカオンの保護をがんばってくれている団体があることを是非お知らせしたかったのです。

www.ewt.org.za

私は大々的に広告をしているようなチャリティ団体を非難はしませんが、その広告費をできれば少しでも保護活動に回してほしい、という思いがあるので、小さい団体を応援しています。

他にも素晴らしい団体があるのでまた別の機会にお知らせしたいです。どうぞ宜しくお願い致します。

 

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