絶滅危惧種リカオンの応援ブログ

絶滅危惧種のリカオンに関する情報を発信し、保護活動に貢献することを夢見るブログ

リカオンについての説明や情報を発信しています。2018年から投稿を始めました。アフリカにあるリカオンの保護団体や、動物園からのリカオンに関する情報、リカオンに関する情報はなんでも投稿しています。

Part of the Pack リカオンのショートフィルム

f:id:fuchsiapink:20190813231400j:plain

Photo Credit: @hendriventer Poster Art Credit:@theconraddest

およそ11ヶ月ほど前に、リカオンのドキュメンタリーを作りたい少女がいることを投稿いたしました。

lycaonblog.hatenablog.com

また、その方の活動の途中経過も過去に投稿いたしました。

lycaonblog.hatenablog.com

このショートフィルムの監督は、エミリー・クロスさん。彼女はリカオンのために映画を作り、地元のリカオンの認知度をあげる教育に役立てたり、保護活動についての情報をフィルムに収めています。

そして、現在およそ10分弱のショートフィルムは完成し、コンテストに出ています!

vimeo.com

Part of the Packは、73番目に掲載されています。それをクリックすると、映画の詳細が表示されます。

f:id:fuchsiapink:20190813231546j:plain

 この映画、1週間だけレンタルして見ることができますが、1551円!けど、エントリーしてる全ての映画がみれるです。私はまだこのお金を払っていないので、みれないのですが、映画みたら、この映画に投票することができます。一人1回、気に入った映画2つに投票できます。上記のリンクの一番下までスクロールすると、以下の表示が出てきます。

f:id:fuchsiapink:20190813232043p:plain

おそらく、映画をみてなくっても、ログインしたら投票できそうですけど、、、まだやっていないので近日中に映画みてみようと思います!

エミリー・クロスさんが寄付金を募っていた際に、送金をしようと思い送金サービスのTransferwiseを通して寄付をしたところ、彼女がなぜかTransferwiseからのメールを受信できず、送金に失敗してしまいました。せめて投票で応援したいと思います。

 

ズーラシアのリカオン 個体識別表(2018年版)

リカオンの毛皮の模様は、一頭ずつちがっていて、個体識別に役に立ちます。私のツイッターのお友達が、ズーラシアリカオン識別表をがあったらいいなとおっしゃっていたので、2018年にズーラシアリカオン舎で掲示されていた識別表の写真をここに載せておきます。

f:id:fuchsiapink:20190812204323j:plain

残念なことに、この一覧のうち、女の子のタフィーは、およそ一年前に亡くなりました。いつも一緒に展示場ででていた女の子のプラリネは、それからずっと一人で展示場にでることになったと、飼育員さんが言ってました。

私は写真の腕がどうもだめですね、、女の子のリカオンの写真が影になってしまい、個体識別には向かない写真になってしまいました。

リカオンは、体の模様や、耳の欠け具合などが個体識別に役立ちます。野生のリカオンは時々耳が欠けてしまっている個体がいます。恐らく、他の動物と争った時に怪我をしたのではないかな。

ズーラシアリカオンは、表にも書いてあるようにしっぽも個体識別に役立ちます。

現在、この個体識別表は、掲示されていません。タフィーがいなくなっちゃったからかな、、、また復活して欲しいと思います。

別の日に撮影した、雄のリカオンの表が出てきました。なぜ、雌のリカオンの表も撮影しなかったのか残念です。きっとその日は、雄のリカオンが展示にいたから、男子分しか撮らなかったのでしょう。

f:id:fuchsiapink:20190812204905j:plain

ところで、リカオン個体識別のプロが私のツイッターのお友達にいます。その方は、多分、一覧がなくっても、個体識別が可能です。私も見習いたいです!

 

8月10日はリカオンの天敵、世界ライオンの日

私がフォローしているリカオンの保護団体、Painted Wolf Foundationが、SNSに投稿していた記事が印象的でしたので、日本語にしてこちらで紹介しようと思います。

リカオンにとって、ライオンは天敵です。特に、子供のリカオンはライオンに狙われやすく、一度攻撃を受けたら死に至ることが多いです。

f:id:fuchsiapink:20190811235136j:plain

Photo credit: James Ward

ジンバブエのマナプールズを訪れていたジェームス・ワードさんが素晴らしいけれど、切ない写真を撮影しました。この子リカオンは、カンガの群れの一員で、水場でお水を呑んでいた時にライオンに襲われました。

この子リカオンは、勇敢にも大人のメスライオンに立ち向かったのです。ライオンは、子リカオンに近ずいていきましたが、子リカオンは襲撃をかわし、ライオンと共に繁みに姿をけしました。

その後、この子リカオンになにが起こったかは定かではありません。しかしこの襲撃のせいで、群れは恐れをなしトラウマからこの水場にはその後、一年も姿をあらわすことはありませんでした。現在は、その群れがようやく戻ってきたようです。

ライオンは、リカオンの天敵ではありますが、ライオン自体も、絶滅危惧種です。どちらも生息地を奪われ、共存に必要な土地をなくしつつあります。

ライオンはかつての生息地の8%しかなくなり、約20000頭、リカオンは約6500頭しかいません。特にリカオンに関しては、ライオンやハイエナがリカオンを殺すよりも、何倍ものリカオンは人間に殺されています。

もしも、アフリカの野生の土地がきちんと管理されていたならば、アフリカには、現在の3、4倍の個体数がいたでしょうし、もっと多くのリカオンもいたはずなのです。

以下の団体がライオンとリカオンの保護に当たっています。是非チェックしてみてください。

  • Endangered Wildlife Trust
  • Mara Predator Conservation Programme
  • Botsuwana Predator Conservation Trust
  • Rhuaha Carnivore Project
  • Wildlife ACT - Focused COnservation
  • African Wildlife Conservation Fund
  • Zambian Carnivore Programme
  • Nissa Lion Project
  • Lion Recovery Fund
  • Wildlife Conservation Network
  • Leonardo DiCaprio Foundation

また、このお写真を撮影されたジェームスさんのインスタも是非フォローしてみてください。ジェームスさんは、Painted Wolf Foundationのサポーターでもあります。

www.instagram.com

 

 

うちのリカオンの群れが増えました

私の家には、リカオンの群れがいて、いままで四頭の群れだったのですが、今日、新たに5頭目リカオンが加わりました!

f:id:fuchsiapink:20190810232728j:plain

こちらが、カリフォルニアのリビングデザート から来た新しいリカオン。大好きな友人が送ってくれました。この子は、リビングデザートで名前を公募した女の子のリカオンにちなんで、ミクミという名前になりました。

家族写真をとりました。

f:id:fuchsiapink:20190810232919j:plain

左から、ボラプ、メイプル、ミクミ、ピーナッツ、バウルーです。

そのほかにも、ミニアチュアリカオンが送られてきました。すごくうまくできていて、まるで本物のリカオンがものすごくちいさくなったみたいです!

f:id:fuchsiapink:20190810233147j:plain

この子にはまだ、名前がありません。どんどんリカオンが増えていきます。それぞれに名前をつけようと思います。ちょっと面白いです。

リカオンはあまりメジャーな動物ではないので、ぬいぐるみやおもちゃなども少なめです。もっとリカオンがメジャーになるといいなー。

 

 

 

 

ナイジェリアの学生がSTEMコンペでリカオン保護を題材にしてファイナリスト!

ナイジェリアの学生さん5人がドローンを使ってリカオンの保護活動をする、という題材でSTEMという国際コンペでファイナリストに選ばれました!

www.cnbcafrica.com

STEMはScience, Technology, Engineering, Mathematicsのことで、これらを使ってなにかを考えるというコンペティションがあるみたいなのですね。そして、ナイジェリアの5名の学生さんが、ドローンを使って絶滅危惧のリカオンを研究するということが、実によかったということでファイナリストに残ったようです。

上記のリンクには、学生さんと30分くらいのインタビュー動画がのっています。主にかれらは、STEM教育についてのお話をしていますが、所々、リカオンにも触れられています。

どうしてリカオンを選んだの、という質問には、リカオンはとてもユニークで、人間と似ているところがあり、また、足の爪が4本など、特別な動物だからということです。実際、足の爪が4本の哺乳類って実に珍しい気がします。

どうやってリカオンを保護するのかという質問には、リカオンをモニターして研究することで絶滅危惧になった理由は、これからの個体数が減ることを阻止できるというお答え。

実はこの動画、私の英語の力が足りずにちょっと聞き取れないところがあったのではっきりわからなかったのですが、最後に、女の子の学生さんが、男子より、女子の方がSTEMの方面の勉強したがっているよ!と一生懸命いっていたのが印象的でした。

STEM教育、初めてしりましたが、学生さんがリカオンを研究題材にしたことで、リカオンへの興味も高まるでしょうし、リカオンがもっと世に知られるきっかけにもなると思います。若いのにみなさんとても立派です。ナイジェリアにはリカオンを大事にしてくれる人もいるのですね。

こちらがSTEMの国際コンペティションのサイトです。

bieacompetition.org.uk

Newsでファイナリストの一覧がみれます。いろんな国の学生さんが参加しています。ナイジェリアのみなさんは、The Eagleというチーム名。どうやら動物の保護に関するテーマが多く取り上げられたようです。

 

クルーガーの珍獣リカオン

f:id:fuchsiapink:20190808222643j:plain

Photo Credit: Alex News

クルーガーの珍獣というタイトルで記事がありました。リカオンのお写真がドーンと出ていました!

alexnews.co.za

南アフリカにあるクルーガー国立公園には、所謂ビッグファイブと呼ばれる野生動物以外に珍しい動物がたくさんいるよ!という記事です。通常、ビッグファイブは以下の動物の事を言います。(ビッグ5なので体のサイズの大きい順かしら、、?)

  1. アフリカ象
  2. クロサイ
  3. バッファロー
  4. ライオン
  5. ヒョウ

これらの動物はメディア露出も多いですが、クルーガーにはビッグファイブ以外にも、とてもユニークな動物として以下の5種類の動物がいることを誇っています。

  1. チータ
  2. リカオン
  3. シマハイエナ
  4. キリン
  5. ブチハイエナ

リカオンについては、狩りが得意で、とても社会性の高い動物。アルファペアが群れでは唯一の繁殖ペアのため、絶滅危惧の動物ですがクルーガーにはそんな珍しいリカオンもいるよ!と紹介されています。そして、この記事では5種類の動物でお写真が使われているのはリカオン!嬉しくてたまりません!

ちょうどインスタグラムにクルーガー国立公園でリカオンの赤ちゃんんが生まれて、その様子を動画で投稿されている人がいたので、これも是非是非ご覧になって!リカオンの以外な鳴き声とか、かわいい子リカオンたちがワラワラと出てくる様子や、人間に興味津々なかんじが何度でもリピートしてみてしまう動画です。

www.instagram.com

こんなかわいいリカオンがいるクルーガー国立公園、いつかいってみたいです。

南アフリカ観光協会のサイトにもクルーガー国立公園の事ちょっと出てました!いいなぁ、こういうのを見るとますます行ってみたくなりました。

south-africa.jp

Painted Dog Conservationのメルマガ

リカオンの保護団体、Painted Dog Conservation、省略してPDCは保護団体の活動の様子をメルマガでお知らせしてくれます。私は自分のメールアドレスを登録しているので、いつもメルマガを楽しみにしています。全部英語で書いてあるんですが、素晴らしいリカオンのお写真がたくさん掲載されています。

今日届いたメールマガジンをちょっと紹介します。ウェブアップロード版もあるので是非ご覧になって。

mailchi.mp

f:id:fuchsiapink:20190807225529j:plain

ウェブアップロード版には、翻訳機能がついているようなので、是非、この右上のTranslateって箇所をクリックして日本語に翻訳してみてください。ちょっと面白い日本語訳になります(例えばリカオンは、塗装犬!)が、意味は大体通じます。

今回のメルマガではリカオンの保護団体の女性が表彰されたことや、設立者の一人がアメリカで公演を行ったことなどがまず報告されていました。その次には、団体が運営するキャンプの拡大についての報告でした。この団体のキャンプはザンベジ川沿いにあり、このエリアにはリカオンが200頭くらい生息しているのです。この他に、罠をかけるひとたちを監視するためのレンジャーさん達の訓練の様子などが報告されています。このレンジャーさんたちは罠を仕掛ける人をみつけて捕まえれくれたり、仕掛けられた罠を外してくれています。

メルマガの最後に、エンピンドパックと呼ばれるリカオンの群れのレスキューについて、第3章として書かれていたので詳しく紹介したいと思います。メルマガの画像などを追いながら、以下の文章を読んでみてください。

エンピンドパックはちょうど一年前、村人からレスキューをお願いされ、PDCは場所を移動する作業を行いました。その後、今年の2月に、まだ同じ地域に戻って巣穴を作ってしまったので、また移動をさせなくてはなりませんでした。エンピンドパックは去年、10頭のリカオンが生まれておりましたが、今年はアルファペア(母スノーテイル、父ジョナサン)と、一頭のリカオンだけになっており、この子にはサバイバーという名前が付けられました。

スノーテイルが巣穴に赤ちゃんを産んだのですが、子供達も含め、エンピンドパックをまた移動させることになりました。巣穴のそばに行くと、アルファメスのスノーテイルがいました。ジョナサンとサバイバーはいません。

そこで、まず大人のリカオン3頭を捕まえるために、軽い罠を仕掛けました。これは密猟の罠と違い、柔らかいワイヤーでできておりクビには食い込まないようにストッパーがついています。まずその罠を37個設置しました。この段階で、スノーテイルは様子を伺っていましたがストレスを感じている様子はありません。

その後、500メートル離れた付近でリカオンが罠にかかるのを待っていました。もうジョナサンもサバイバーもいなくなってしまっているのではないか、と懸念をしていた時に、ジョナサンのシグナルがなりひびき、彼とサバイバーが罠にかかりました。スノーテイルはいよいよ心配しはじめましたが、なんとか3頭を捕まえることができました。

そのあとは、子供達がいる巣穴を掘り返し、子供達の救出です。巣穴は2メートル地中の45度の角度で5〜7メートルに広がるトンネルのさきにあり、寒い夜があけてから掘り起こし作業が行われました。3時間後にようやく七頭の赤ちゃんリカオンたちが巣穴から救出され、スノーテイルたちと再会し、リハビリセンターに移動しました。この後の話は第4章に続きます。

リカオンの救出は実にドラマチックですし、人間との軋轢が残念でなりません。

メルマガ、とても面白いので過去の物を読んだり、メルマガの登録を是非おススメします。以下が、PDCの公式サイトになります。

www.painteddog.org