サッカーチーム リカオンinギニアビサウ!
現在アフリカではサッカーのナショナルチームのトーナメントが行われており数日前からAFCON(Africa Cup of Nations)のニュースをみていました。このサッカーのチームがリカオンとどう関係するかというと、なんと、ギニアビサウの国のサッカーのチーム名がリカオンなのですね。
今日は、残念ながらリカオンのチームはカメルーンのライオンチームに負けたみたい。。サッカーもよく知らないのに名前だけでかってにGuinea-Bissauに勝って欲しかった!
www.legit.ngでは、ギニアビサウには野生のリカオンはいるかな?IUCNをみると、ギニアビサウでは絶滅したと考えられています。しかしサッカーチームに名前が使われるくらいなので、もしも絶滅していなければ、きっと良い印象の動物の扱いを受けそうな気がします。それに、絶滅したと考えられている土地でも、もしかして、人知れず生息しているかもしれません。(できるだけ、こう言う風にかんがえたいのです。)
そういえば、アフリカのサッカーチームの名前について、いろんな動物の名前が使われているよ、という記事が出ていました。
なぜなのだ、リカオン、ハイエナ、表現が混在している!!
日頃からリカオンは、ハイエナによく間違われてしまう絶滅危惧種のイヌ科の動物ですが、、せっかくインパラを捕らえるリカオンの群れが記事になって、いいところで、ハイエナにまた間違われてしまうとは、、こりゃ人々が混乱してリカオンとハイエナが分からなくなるはずです。
この赤で囲んだ箇所をごらんになって。
リカオンとハイエナは、だいぶ違うよ。多分リカオンとハイエナを間違えるのは、ハイエナの姿も正しく理解されていないかもしれないね。
(ちなみに、この記事は、リカオンがインパラを水場に追い詰め、ワニに襲われそうになり、水からあがってくるところで、リカオンに仕留められてしまう、という動画について説明されています。)
過去にリカオンとハイエナを比べた記事を書いたのぜ是非参考にしてください。
それから、今回とほとんど同じような間違いをされている記事についても指摘したことがあるので、そちらもリンクはっておきます。
リカオンが取り上げられてる!絶滅危惧種のふしぎ ぎりぎり 生き物事典
観光経済新聞というサイトにある、本だなという本のレヴューのページで、絶滅危惧種のふしぎ ぎりぎり生き物事典という本が紹介されています!
この本でリカオンが紹介されていることが、この記事で知ることができるのみならず、リカオンについての掲載事項全て読むことができました。
Copyright 絶滅危惧種のふしぎ ぎりぎり生き物事典
いなくなり荘(←これ、おもしろいですね!)に住んでいる動物たちの一種類として紹介されています。とりあえず、リカオンの絶滅の原因はライオンや他の動物じゃなくて、他でもない人間なんだよー!言いたいことはあるけれど、このように、どんな形でもリカオンは世の中にもっと取り上げられるべきなのでよかったと思っています。それに、リカオンくん、すっごくイケメンなイラストになっています!これだけでもかっこよく描いてもらってよかった!
そのほかにも、いろんな動物が、ちょっと冗談を交えて紹介されていて面白そう。この記事を読むだけでも、パンダやうなぎについても情報を詳しく見ることができます。でも、観光経済新聞の書評に一番大きく紹介してもらえているのがリカオンのページなので、うれしくてたまりません。事典が言うように、絶滅度マックスなので、是非リカオンの応援をしていきましょう!
リビングデザートのリカオンのパップデート
https://www.livingdesert.org/blog/pupdate-6/
カリフォルニアにあるリビングデザートのリカオンの子供のアップデート、パップデートが更新されています!めちゃくちゃかいわいい動画も投稿されています!
生まれてから約2ヶ月でだいぶ大きくなっています!だんだん毛の色も茶色が混じり始めています。リカオンの赤ちゃんは生まれた時はほとんど黒と白いぶちがはいっていて、大きくなってくると毛の色が茶色や黄色っぽい黄土色のような色に変化していきます。それにしても、かわいいですね。コロコロしているってこういうことでしょうか。
カリフォルニアに住んでいる友人が明日リビングデザートにリカオンの赤ちゃんを見にいくっていってくれています。実際に行けるかはわかりませんが、もし見に行ったら、写真撮ってきてくれるといっています。どんな様子だったか聞かせてもらおうと思います。
私は、まだリカオンの赤ちゃんを見たことがないんです。富士サファリパークやズーラシアで赤ちゃんが生まれた時はまだリカオンの存在をしりませんでしたから、、、動画でしか知らないので、いつか本物のリカオンの赤ちゃんをこの目でみてみたいなあ。。。
P.S. 後日談
友人からリビングデザートにリカオンに会いに行ったところ、昼の1時は暑すぎてリカオンの子供達にあえなかったようでした。暑すぎてってなんどくらいかなー?と、105℉を℃にしてみると、、、40℃以上でした。。そりゃリカオンにも過酷だ、、、。
タンザニアにダム リカオンへの影響
https://www.dw.com/en/tanzania-chooses-energy-over-the-environment/a-49265447
ダムができるとリカオンをはじめとした、多くの動物たちがいなくなるかもしれないと、懸念されています。
ショックです。ダムの建設については、あまり良いことを聞かない。タンザニアの誰かが、お金に目が眩んだか!という気持ちです。
今、署名を募っているのでサインしてきました。興味がある方はこちらで署名をできます。
https://www.rainforest-rescue.org/petitions/1143/keep-loggers-out-of-selous-game-reserve
セルー国立公園はリカオンの数少ない生息地。どうか、このダムの計画がなくなりますよおに。
アフリカフェスティバルin日比谷にリカオンはいるか?
アフリカンフェスティバルが日比谷で開催されていると聞いて、リカオンを探しに行こうと、ちらっと様子を見に行ってみました。
ステージでは、アフリカンの音楽が演奏されていました。
割と小規模かな?
ステージの周りが、食べ物のブースとアフリカの民芸品屋さんがいくつか出ていました。
私は、各国のブースなどがあれば、パンフレットなどにリカオンがいるかもなー?と思いながらブラブラしましたか、そういうブースはありませんでした。
民芸品屋さんでは、カラフルなアフリカの布などがありました。これらの布は、すごーくかわいかったです。
イベントは、日曜日までやっています。しかも、明日はパレードもあるんだそうです!これは楽しそう!私は行く日を間違えたかなー?
いつも、リカオンの保護団体が、イベントでブースを出しているのをSNSで見慣れていたので、なぜか日比谷でもリカオンに出会えるような気がしてしまいましたが、残念ながらリカオンはいませんでした。
けど、こういったアフリカのイベントでリカオンのブースを出して、リカオンのプロモーションができたらそれはそれはリカオンの認知度を上げるのに貢献できるのでは、という気持ちで帰って来ました。
リカオンが絶滅危惧に追いやられた歴史について
リカオンは現在、IUCNのレッドリストに登録されている絶滅危惧種の動物です。リカオンはかつて、アフリカ大陸のほぼ全土に生息していた動物ですが、絶滅が懸念される状態にまでなってしまいました。一体どうしてリカオンは絶滅の危機に追いやられてしまったのでしょうか。この悲しい歴史を、ウィル・ドナルドさんが、リカオンの研究者、グレッグ・ラスムッセン博士にインタビューしたインスタが投稿されておりましたので、日本語に簡単に翻訳し、スクリーンキャプチャ等をお借りしながら説明いたします。
もともとの情報は、先日投稿されたばかりのTwoCanConservationのインスタグラムです。以下是非ご覧ください。
このTwoCanConservationは二人でも保護団体という感じのお名前の団体です。リカオンについて保護活動を進めてくれています。そして、この団体がインタビューした博士は、アフリカで三十年以上リカオンの研究をされている、グレゴリー・ラスムッセン博士です。素晴らしいインタビューですので、ここに紹介いたします。全ての画像と内容は、TwoCanConservationと博士に帰属します。
アフリカ大陸の地図ですが、薄いグレイになっているところは、かつてリカオンが生息していた土地、そして、濃いグレイが現在のリカオンの生息地。これだけの広い土地に生息していたリカオンが、ぽつんぽつんと、かなり限られた場所でしかみられなくなりました。博士はこの理由を、様々な原因があるとしていますが、歴史的にリカオンが人間から迫害されたことを指摘しております。昔、アフリカがアメリカに支配されていた頃、白人がどんどん進出してきて、土地を奪っていき、その土地に肉食獣がでるので、狩猟を許していました。その結果、多くの動物が殺されました。
こちら、ひどい言われようです。リカオンのことを、この無駄な動物が地上からいなくなったら最高だ、などと書いています!かつてリカオンを殺すと人間はお金をもらえたようでした。
リカオンだけではありません、ライオン、ヒョウ、チーター、ジャッカルなども、、リカオンは10s、、いくらでしょう、sって、シリングですか?1906年にはこのように、肉食獣は殺したらその分お金をもらえていたのです。恐ろしい時代がありました。その結果がこちらの数字です。
1959年から1968年にかけてリカオンが殺された数です。みてください、1956年は、リカオンは900頭も殺されたのです。そして、1961年まで、その数は合計2700頭にも登ります。そして、その数年後、1964年からは、途端に数字が一桁に激減し、1966年にはその数は不明になりました。これは、わからなかったのではなく、殺すリカオンが居なくなってしまったことを意味します。
このように、人間がリカオンを殺していったせいで、リカオンの数は激減しました。また、このように人間に迫害されたのみならず、人間が土地を開発していったせいで、リカオンの生息地が奪われていったことも減少につながります。
博士はこの悲しい歴史を話す時にとても怒っているように聞こえましたが、私も憤りを感じ、とても悲しいきもちになりました。
実は、このリカオンの減少が人間にあるというのは、過去の歴史ではありません。現在も続いている悲劇なのです。リカオンの死因の多くは、人間が仕掛けた罠にかかること、村人からの銃殺(リカオンが家畜を食べたといって殺す。)、交通事故、そして、生息地を奪われ続けていること。
私は人間としてこの悲劇は止めることが必要ですし、止めることも可能だという気持ちでリカオンの保護活動に取り組んでいる団体や人々を応援していきます。
とてもためになるインタビューでした。是非、このTwoCanConservationのアカウントをフォローしてください。リカオンの詳しいお話がきっと今後も投稿されていくでしょう。ウィルさん、グレゴリー博士、貴重なおはなしをありがとうございました。
All screenshot images belong to TwoCanConservation.