ワイルドライフ〜母vs娘 リカオン 縄張り争いに迫る みました!
今日は、ずっと前から待っていたリカオンの番組がBSプレミアムで放送される日でした。夜の8時前からテレビの前にスタンバイして待っていました。
素晴らしい!リカオンが1時間ずっとでていて、それだけで嬉しいのに、内容にも本当に感動しました。途中、悲しいシーンもありましたが、新しい命が続いていて、希望が見えるエンディングでした。
リカオンは通常なわばりを持たない動物と言われていますが、それはあまりにも広い場所を行動するためだということで、実際はものすごい広い地域をなわばりとしているのですね。
テイトはお母さんのリカオン、その娘のブラックチップが強くなり二つの群れが場所を取り合う話なのですが、番組をみた友達から、「厳しい世界だねぇ」とか、「リカオンの見方がかわったよ」とか、私がいつもリカオンをかわいいというので、「みてびっくり、ものすごく野性味あふれてるね」とかメッセージがとどきました。
私は実は、この放送が待ちきれずに、外国からDVDを買って先にみてしまったんですが、日本語でちゃんと説明がはいっているととてもわかりやすかったです。
番組にでてくるテイトの最期の写真が、ニコラス・ダイヤーさんが撮影したものが世の中にでています。テイトのお腹には、ちょっとしたコブができていたので見分けがつきやすいのです。
Photo Credit: Nick Dyer
テイトと最期まで一緒だったという旦那さんのリカオンはオックスさん。二人の最期の写真です。実際にはどのような最期だったのかはわかりませんが、もしライオンから狙われたのだとしたら、彼は最期までライオンからテイトを守ろうとしたのだと思います。泣けます。左がオックス、右がテイト。
Photo Credit: Nick Dyer
そして残念ながら今年の春に、ブラックチップもなくなりました。雨の季節を乗り越えることができなかったようです。ブラックチップは2009年生まれ、今年で10歳になるところでしたが、野生での10年は厳しいでしょう。
番組の途中でワニに襲われて命を落としたリカオンは、テネシーという名前のメスでた。テネシーはアルファ雌でもなければ、特に目立つ雌でもなかったのですが大事な仲間でした。皮肉なことにあのシーンの撮影でテネシーの映像はこの世に残ることになりました。生前のテネシーが仲間のリカオンにキスされている写真も、Nick Dyerさんが撮影されていますのでぜひご覧になってください。右がテネシー。
この番組で紹介されたリカオンの群れは、いまだに続いておりマナプールに生きています。どうやら字幕では全滅って書いてあったらしいのですが、、私は日本語の吹き替えで見ていたのでそれを知りませんでした。。。大丈夫、まだテイトの血筋はマナプールに息づいているはずです!
リカオンはあまり有名ではない動物でしたが、NHKで放送されて、今までリカオンをしらなかったひとにもリカオンを知ってもらえるきっかけになると良いと思っています。リカオンがもっと世の中に知られて、人々のリカオンへの愛が増えて、保護活動が進むことを夢見ています。
ところでこの番組は、来週の月曜に朝8時からも再放送されますし、オンデマンドでも見ることができます!見逃してしまったかたはまだチャンスありますよー!それに、映像も実はamazonで販売されています。ご参考までに↓。
https://www.amazon.co.jp/dp/B07TMRRNBK/