ズーラシアでリカオンの専門家に出会いました
今日はリカオンを見にズーラシアに行きました。そこで、なんと、リカオンの研究家である安家叶子さまにお会いする事ができたのですよ。リカオンの研究者ですよ、日本でリカオンの第一人者ですよ!全く予想しなかったことなのでとても感動しました。しかも少しお話をさせていただくことができました。
行動観察中の看板の横に椅子を置いてずっとリカオンの行動を観察していらっしゃいました。どういう事を研究しているか訪ねたところ、リカオンの社会行動や社会的認知についての研究をしていらっしゃるので、社会的な意味をもつ行動を観察をしているとのことでした。
お話をきいている時に、ピーッという音がなったのでなにかと思ったら、安家さんは5分ごとにリカオンの行動を記録するため、アラームをかけていたのです。リカオンがどういう行動をしてるか、例えば寝てるとか、群れの中での優勢や劣勢を示してるのか、うろうろしてるのか、仲良くしてるのかなどを観察して5分毎にメモをとっていました。
仲良しの行動の例としては、他の個体に頭を乗っけるとか、そういうことをしてると仲良しの印、とかを記録していくようです!
それから、ただずっとうろうろしている(科学的には常同行動というらしい)のは、ストレスの現れなんですって!行動範囲が広い動物ほど、動物園ではそのようなストレス行動が見られるようで、リカオンの他に、白クマなども同じような事がおきるみたい。
アフリカに行ってみたいのだけど、という事を少し話したところ、南アフリカとかでは野生動物が保護区でほとんど動物園のような感じで管理されているため、より野生的なリカオンを見たい場合はタンザニアがお勧めだと教えていただきました。どうしてもアフリカでリカオンを見たい場合はその動物園的な保護地区でもいいのかもだけど、タンザニアにいって会えずにしょんぼりも辛いなぁ。。
この暑い中、根気を求められる作業で本当にお疲れさまでございます。どうか研究が実をむすびリカオンの保護がすすみますよおに。
私はリカオンを見る時は、ただただ愛でるだけでしたが、そういう風にみて、データをとって分析して研究をされているんだと思うと、自分がいかにリカオンを見ているようで、見ていない事もわかりました。
安家さんは本当に素晴らしい。リカオンのために研究して、リカオンのためにアフリカにも行ったりしてるのです!彼女のサイトはこちらです!
彼女が講演したイヌフェスの時の様子を過去に記事にしておりますのでご参考までに。
さて今日は、ドラジェさんとロシェさんが展示場にでていました。ロシェさんはずっとうろうろしていたので、ストレス行動(常同行動)ですね!(新しく習ったことなので早速使ってみたいのです。)
途中で飼育員さんが現れて、気になっていました。
横顔もりりしいです。
どきっ!ちょっと目が合った気がしました!かっこいい。。。
メインの展示場の横に裏庭みたいのがあって、そちらには、エースさんとサボさんがいらっしゃいました。もしかして、裏庭の方が落ち着くのかしら?
今日は双眼鏡を持って行ったので、ずっとみてました。私は観察するというより、わー、かわいいー、かっこいいー、きゃー、目が合ったー、というミーハーな見方しかできませんので観察には向いていないかもしれません。