絶滅危惧種リカオンの応援ブログ

絶滅危惧種のリカオンに関する情報を発信し、保護活動に貢献することを夢見るブログ

リカオンについての説明や情報を発信しています。2018年から投稿を始めました。アフリカにあるリカオンの保護団体や、動物園からのリカオンに関する情報、リカオンに関する情報はなんでも投稿しています。

リカオンの保護団体PDCの教育について

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以前、リカオンの保護団体である、Painted Dog Conservationの方が、ウェブのセミナーを行うという投稿をしました。

lycaonblog.hatenablog.com

実際にこのセミナーをリアルタイムで聞きましたが、英語でのレッスンと、字幕がスペイン語なので、とても難しかったです。少ししてから、録画されたレッスンが公開になったので、もう一度ゆっくりとレッスンを聞いてみました。

リカオンの保護団体から来ているWiltonさんはもう17年もジンバブエで先生をしていて、教育の修士の学歴もありリカオンの保護団体PDCには15年も携わっています。その先生が、どのように保護活動をして行ったら良いか、ということを教えてくれました。いくつかscreenshotを載せます。

例えば、教育者の役割についてのお話がありました。

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教育者は、想像力が高く、熱心で、ロールモデルであり、心を開けている人。それから、研究者がどうやって人々を助けていくか、などのレッスンから始まり、リカオンの保護活動をどのように生徒さんたちに興味を持ってもらうかの方法のお話がありました。

学習環境について、誰でもどこでも勉強はできる、というお話のあったあとに、教室でのレッスンは実はとても難しいため、野外のお勉強や、実際に象をみたことがない子供に、象をみせながら教育するなど、少しでも興味をもってもらうための施策の紹介もありました。

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 このセミナーは主に教師当てのレッスンで、時々、アンケートがありました。リアルタイムで聞いていた時は、アンケートに応えることができました。

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アンケートに参加した人の結果などもリアルタイムで発表されます。先生方がいかに生徒に対してすこしでも良い教育を施したいという努力が伝わります。

教育者は生徒中心に考えるのがよいということも言っています。生徒が自主的に学ぶように先生はメンターのような役割がいいこともいいました。

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学ぶことは、社会的なプロセスだということも言っています。これは、リカオンのシグナルをピックアップするためのアンテナを生徒さんが実際にさわっているところ。

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クリティカルシンキングについては以下の質問が用意されていました。リカオンジンバブエのどこで見ることができるか、3つ答える。3つのリカオンの脅威を挙げて、それらがリカオンの絶滅をどのように促進しているか、また、人間の行動が種の枯渇にどの程度寄与しているか、この行動がどれだけ正しいか議論する。

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リカオンの保護についてきけるのかなー?と軽い気持ちできいたセミナーでしたが実に真面目でアカデミックな内容でした。とても難しいセミナーでしたが教師というものがどのように生徒を考えて、教育のプログラムを良くしようとしているのかすごくわかりました。ありがとうございました。最後のスライドはかわいいリカオンでした。

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このセミナーは4回にわかれていて、6月18日までに4回分のレッスンにたいしてワークシートなどを記入して提出すると、参加証明書などをだしてくれるようです。私は教育者でもないので出しませんでしたが、ご興味のあるかたは以下のリンクからどうぞ参加してみてください。

https://www.primateeducationnetwork.org/