ザンビアのリカオンがアンゴラに?
今日はリカオンのどんなことを書いたらいいかなと考えていたところ、こんなニュースが目に飛び込んできました。
Vanished African Wild Dogs just migrated to Angola-Tourism Minister
ザンビアの新聞からの情報です。
どういうことかと記事を読んでみると、なんと、ザンビアのリウア平原国立公園に住んでいたリカオンが2013年に居なくなってしまい、5年後の今になってアンゴラにあるミスマ国立公園に住んでいるのが見つかった、とのことです。
ザンビアの観光庁のチャールズ・バンダ氏は、動物にとって国境を超えるということは比較的普通な行動であり、決して政府がリカオンを売ったり、上げてしまったというわけではないと言っています。
リカオンの保護活動のプロであるマサク氏は、せっかくザンビアでリカオンの保護活動をしようとしていたのに無駄になってしまったこと、GPS付きの首輪をしていないリカオンは追いかける事が本当に大変だとも述べています。以下省略します。
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これ、ほんとに??リカオンは、一頭ずつ、みんな毛皮の模様が違うので見分ける事が比較的簡単な動物です。けれど、5年が経って今頃みつかったの?ザンビアの人たちは、我々のリカオンを返して!と嘆いているようですが、アンゴラの人はリカオンを大事にしているようで、それはそれで何よりなのですが、、複雑な気持ちですね。
リカオンは個体数が少なく、現在アフリカで2番目に絶滅が懸念されているイヌ科の動物です。私はアフリカの土地も分からず、アンゴラとザンビアって近いのかな?と地図をみてみると、隣接している国だったのですね。
なるほど、国境は人間が勝手に決めたので、リカオンは普通に移動しただけだったつもりでも、人間の感覚からいくと国境越えてたってことですね。人間が勝手に国境を後からつくったので、リカオンにはアフリカのどこにでも行く権利があります。
ザンビアのリウワ平原のサイトも見つけました。アンゴラでみつかったリカオンたちは、この子たちなのでしょうか?それとも、このリカオンたちは現在リウワ平原に住んでいるのかな?
美しいですね。この美しい動物が絶滅することなく、いつまでもアフリカのどの国でも大切にされて生き抜いて行ってほしいと願っています。